【読書感想】旅に出よう-世界にはいろんな生き方があふれている-
留学中に読んだ本なども記録に残していきたいと思います。
昨日読んだのがこちら↓
旅に出よう――世界にはいろんな生き方があふれてる (岩波ジュニア新書)
- 作者: 近藤雄生
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: 新書
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おそらく中高生を読者に想定しているのですが、大人が読んでも十分面白いです。
2003年から2008年の5年にわたって、世界中を旅したご夫婦。その中で出会った印象的な人々について書かれています。面白かったものをいくつかあげると、
1.ジンバブエからの移民(オーストラリア)
:イルカのボランティアで出会った白人女性はアフリカ人!まずイルカのボランティアというのが魅力的すぎます。その女性が国を離れざるを得なかった理由も、今まで知らなかったことでした。
2.国を作ったおじいさん(ハットリバー公国-オーストラリア)
:なんとオーストラリアの中に別の国があるらしいです。私は全く知らなかったので半信半疑だったのですが、ウィキペディアにも載っていました。
:今でも捕鯨を生業をしている人々の村で漁に同行!竹でできた銛ひとつでマッコウクジラを捕るそうです。そのスケールにびっくり。
これが初めの三章で、他にもタイやビルマ、中国、イラン、スイスで出会った人々について書かれています。どの章も今まで知らなかったことや、知っていたつもりになっていたことばかりでした。もうとにかく、どの国にも場所にも行ってみたいです。
加えて、この本は私に旅の形について新たな示唆を与えてくれました。
今まで世界一周に出たとしても1年くらいかなと漠然と考えており、期間は決めていなかったものの、そんなに長くは行けないと思い込んでいました。それが、各地で働き、定住と移動を繰り返して5年も旅をしていた人がいると知り、世界一周と言っても色々な形があるのだと改めて思いました。
どこで、何を見て、何をするのか。自分が望む旅の形をきちんと考えようと思います。
あ、ちなみに「夫婦で世界一周も魅力的だな!」と思って、昨日授業で考えたBucket List(To Do List)にも盛り込みました。
I want to find a partner who really understands me.
夢のまた夢ですかね…